ある晩、ジョンは友達のマイクと一緒に深夜の図書館に行くことになりました。
ジョンとマイクは両方とも冒険好きで、友達の中ではちょっとしたお化け話の熱狂者でした。
彼らはいつも新しい恐ろしい話を探していました。
図書館に到着した時、館内は静かで暗かった。誰もいないようでした。
ジョンとマイクは靴音を立てずに歩きながら、本の棚を探し始めました。
彼らは何時間も本を読み、お互いにお化けの話を振り返りました。
やがて、時計が午前3時を指したとき、二人はまだ何か新しい怖い話を見つけていませんでした。
しかし、マイクはふと、館内の奥にある特別コレクションのセクションに興味を持ちました。
特別コレクションの入り口に立つと、ジョンは何か違和感を感じましたが、無視しました。
彼らはコレクション内に入り、古びた本の山を見つけました。
一冊の本が特に彼らの注意を引きました。
表紙には「禁断の知識」と書かれており、その本は封印されたように見えました。
マイクは興奮し、その本を取り出して開きました。ページをめくると、怪しげな記述が広がっていました。
古代の呪文、禁断の儀式、そして不可解な図面が記されていました。
ジョンとマイクは興味津々でそれを読み進めましたが、どこかで警戒心も感じていました。
そのとき、図書館内で何かが動いたような音が聞こえました。
彼らは本から目を離し、周りを見回しましたが、何も見当たりませんでした。
再び本に戻り、読み続けました。
急に、後ろから冷たい風が吹いてきました。
ジョンとマイクは振り返りましたが、何も見えませんでした。
しかし、その風はますます強くなり、彼らの周りの本が舞い上がりました。
本棚から奇妙な図形が浮かび上がり、部屋が光で満たされました。
ジョンとマイクは恐怖に顔をしかめ、逃げようとしましたが、足元には何かが絡みついていました。
彼らは身動きが取れなくなり、その場に倒れ込みました。禁断の知識の力が彼らを囚われました。
その後、図書館は元通りになりましたが、ジョンとマイクは行方不明となりました。
誰もが彼らを探しましたが、二人は二度と姿を現しませんでした。
そして、特別コレクションの本は再び封印され、誰にも開かれることはありませんでした。
それ以来、誰もが深夜の図書館で禁断の知識を求めないようになりました。
しかし、時折、図書館内で不気味な音や幻影を感じる者もいます。
ジョンとマイクの運命は永遠に謎のままで、深夜の図書館は怖い話の中でもっとも怖い場所となりました。
